一般財団法人健康医療産業推進機構

ソーシャルフィットネスとは

今、日本の国は様々な、そして大変重要な喫緊の課題に直面しています。人口減、少子化、超高齢化、認知症の増加、ヘルスケア財政の危機など・・・・。誰もが住み慣れた街で、安心して一生その人らしい自立した生活ができ、QOLを高めていく仕組みが不可欠です。

当財団では、超高齢社会における新しい地域包括ケアシステムの一端を担うため、2017 年に「ソーシャルフィットネス」というコンセプトのもと、地域・健康づくり活動支援事業に着手しました。これは、半径3kmの日常生活圏を「お出掛け活動フィールド」に見立て、地域内に点在する運動施設や健康教室を拠点に、地域高齢者の楽しい通いの場としての「ウォーキング貯筋ステーション」という選択肢を提案するものです。

「ソーシャルフィットネス」プロジェクトは、健康づくりの両輪である「歩く」と「筋トレ」をお出掛けのキッカケと運動の継続ドライバと位置づけ、「歩き方検定」と「貯筋検定」という健康寿命延伸にむけた運動基準を設定しました。

この2つの普遍的な健康づくりの指標をもとに「貯筋通帳」という行動変容支援ツールを活用して、“社会参加のエンジンを回そうぼ”というフレイル予防にむけたこれからの国家プロジェクトに位置づけられる取り組みを目指してまいります。

フィットネス(4000億円)とヘルスケア(4兆円)のギャップを埋めるマーケット。地域密着型健康経営的視点から市場を捉え、受け皿としてのフィットネスクラブや運動教室の価値向上を戦略的に取り組むこと。

ソーシャルフィットネスが進むべき道とは、フィットネス(健康サービス)とヘルスケア(医療・介護サービス)のギャップを埋める架け橋になることです。地域密着型健康経営的視点から市場を捉え、受け皿としてのフィットネスクラブ(ハコ)や運動サークルの価値向上(楽しい通いの場創出)を戦略的に取り組むことで、地域づくり・健康づくり・介護予防を核に健康寿命延伸サービス(生活フィットネスクラブ)を新機軸として取り組む新しいコンセプトです。

ミッションは【歩き方検定】【貯筋検定】のW検定で社会参加のエンジンを回し、要介護状態に陥る前の段階である「プレフレイル」からの介入です。そして、検定員(ソーシャルフィットネスコーチ)の活躍の場を創出し、ワークライフバランスを実現することです。

ソーシャルフィットネスを実現する「歩き方検定・貯筋検定」

  1. 1エビデンスベースドによるソーシャルフィットネスの必要性

    前節の状況を鑑み、普遍的な健康づくりの指標として、我が国のみならず世界的に高く評価されている中之条研究と貯筋研究の知見を最大限に活用して、すべての国民が、「歩く」「筋トレ」をもって健康寿命延伸のための運動に取り組みやすい環境を整え、スポーツやフィットネスに苦手意識を持つ人も含めて運動をしたくなる環境つくりを推進します。

    一方、健康情報を自らとろうとしない運動無関心層は、国民(成人)の約7割を占めることが報告されています。街角健康づくり(ソーシャルフィットネス)環境の醸成の可能性を追求するためには、この無関心層も含め、多くの地域住民の参加をシームレスに促すことのできる環境と仕組みづくりが不可欠です。

    そこで、いつでも、どこでも、誰でも、道具がなくてもできるウォーキングと筋トレを核とした生活フィットネスの必要性が顕在化してきました。特に、年齢とともに衰えやすい脚筋力を維持・向上させるための「しっかり歩き」と自重による筋力トレーニングの「貯筋」を組み合わせることで相乗効果を追求します。

  2. 2健康づくりの世界的権威が活動を後押し

    健康運動に関する世界的権威である青栁幸利(歩き方検定)・福永哲夫(貯筋検定)両先生の知見を最大限に活用し、長年の研究エビデンスをもとに身体活動を検定基準として設定しました。この画期的な指標づくりは世界初の試みであり、健康教育サービスにイノベーションを起こすものとなります。

  3. 3「歩き方検定」と「貯筋検定」の健康づくりの両輪検定の誕生

    一般財団法人 健康医療産業推進機構(理事長 福永哲夫 鹿屋体育大学前学長・現特任教授、東京大学名誉教授、早稲田大学名誉教授)は、ソーシャルフィットネスプロジェクトを立ち上げ、日本の抱える2025年問題解決のために、全国200ヶ所のフィットネスクラブや運動クラブ・サークルと連携し、地域包括ケアの一端を担う介護予防運動教室の受け皿(新しい高齢者の居場所)づくりを「健康ウォーキング貯筋ステーション」として推進します。出前フィットネスとして地域在住の高齢者向けにアウトリーチするのが「ソーシャルフィットネスコーチ」と位置づけられます(【歩き方検定】【貯筋検定】の両検定員資格を保持したものを「ソーシャルフィットネスコーチ」と呼びます)。

歩き方検定 ロゴ
歩き方検定
青柳 幸利 監修東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長 医学博士

中之条研究(町民5000人を17年間追跡調査して導き出した「歩数と中共度運動時間の図関係[青柳マップ])」を活用した6ヶ月間の行動変容プログラム。

貯筋検定 ロゴ
貯筋検定
福永 哲夫 監修鹿屋体育大学前学長 東京大学名誉教授健康医療産業推進機構 理事長

豊富なデータに裏付けされて考案された運動継続ドライバ1日15分の自分の体に貯筋をしていく貯筋通帳を確認し、残高(体力)で運動成果が実感できるプログラム。

ソーシャルフィットネスコーチ

  • 指導歴3年以上の社会的使命感を持ち合わせた指導者・施設関係者
  • ソーシャルフィットネスへの賛同
  • 歩き方・貯筋の検定員

地域密着の健康増進施設を活用する